雨の季節に彩りを添える初夏の花|横浜市の菖蒲の名所3+1選

横浜

梅雨に入ると、しっとりとした雨に生える花々が季節の風情を教えてくれます。

その中でも優雅で気品のある姿が印象的なのが「菖蒲(しょうぶ)」ではないでしょうか。

菖蒲は、初夏の風物詩として多くの人に親しまれています。

 

横浜市内には、美しい菖蒲を楽しめる名所がいくつかあります。

今回は、そんな菖蒲の名所にスポットをあてて紹介します。

県立四季の森公園(緑区)

県立四季の森公園は、横浜市内では屈指の規模を誇る自然豊かな公園です。

田んぼや水辺、雑木林など、里山の風景が残る広大な敷地の中にしょうぶ園があります。

 

(四季の森公園のしょうぶ園)

 

見頃:5月下旬~6月下旬

株数:120種・4,500株

ポイント:紫・白・薄桃色など多彩な品種が見られ、遊歩道から間近で鑑賞が可能。雨に濡れた花菖蒲は幻想的。

 

四季の森公園のしょうぶ園には、ハナショウブの三つの系統やアヤメ・カキツバタとの違いについての解説もあります。

(ハナショウブの三つの系統)

いずれアヤメかカキツバタのことわざ通り、ハナショウブ・アヤメ・カキツバタの三つは、とても似ていて見分けることが難しいと言われています。

それぞれの特徴と見分け方についての解説もあります。違いのポイントは葉と中脈です。

ハナショウブ 外花被の色は多様・葉の中脈は隆起して目立つ
アヤメ 外花被の付け根に綾目模様が入る・葉の幅が狭く中脈が目立たない
カキツバタ 外花被の付け根は白~淡黄色・内花被は直立してとがっている・葉はやや広く中脈は目立たない

公園内を一通り回りましたが、四季の森公園は紅葉が豊富のようなので、秋にまた訪れようと思います。

 三溪園(中区)

三渓園入口

三渓園は、重要文化財の三重塔や日本庭園がある横浜市中区の観光名所です。

国の名勝にも指定されており、桜や紅葉など、一年を通して四季折々の花を楽しめます。

池の周りに花菖蒲が植えられており、歴史的な建築物とともに風情ある景色が楽しめます。

 

見頃:6月上旬~中旬

ポイント:6月上旬には「花しょうぶ展」が開催される。池と花しょうぶは写真映えも抜群。

三渓園というと、歴史的価値のある建物に目がいきがちですが、一年を通して様々な植物を楽しめるので、季節を変えて訪れるのもよさそうです。

馬場花木園(鶴見区)

馬場花木園は、横浜市鶴見区にある和風庭園です。

庭園はそこまで広くありませんが、ボタン、梅、つつじ、もみじなど、四季を通じて楽しめます。

池の周りでひっそりと花しょうぶが咲きます。数は多くありませんが、散歩がてら気軽に楽しめるのも魅力です。

 

見頃:6月上旬~

ポイント:休憩所やベンチもあるので、子供連れの家族にもおすすめ。野草エリアや古民家もある。

(馬場花木園の花しょうぶ)

 

4. 称名寺の黄菖蒲(金沢区)

横浜市金沢区の称名寺境内中央に広がる阿字ヶ池(あじがいけ)の周辺には、例年5月~6月にかけてキショウブが鮮やかに咲きます。

称名寺の本堂・反橋・平橋をバックに、鮮やかな黄色のしょうぶが映え、古刹の静けさと自然の生命力が調和した風景は見事です。

菖蒲というと6月あたりが見頃ですが、この日は5月上旬だったのに見事に咲いてました。黄菖蒲の方が菖蒲より早く見頃を迎えます。

 

称名寺の黄菖蒲は、池の縁に沿って自然な形で群生しており、人工的でない美しさが魅力です。

(黄菖蒲)

 

黄菖蒲とは?

黄菖蒲は、アヤメ科の多年草で西アジア・ヨーロッパの原産です。

湿地でもよく育つ花として、日本各地の公園や庭園で見られますが、実は要注意外来生物です。

 

見頃:5月上旬~

ポイント:称名寺の浄土式庭園とキショウブのコラボが美しい。水辺の景色にも癒される。

 

まとめ

今回は横浜市の花菖蒲の名所3(四季の森公園・三渓園・馬場花木園)+1(称名寺)を紹介しました。

雨が続く季節にも花菖蒲は彩と静けさをもたらしてくれます。

雨に濡れてなお美しい花菖蒲を求めて、傘を片手に歩いてみてはいかがでしょう?

 

通勤途中に咲いていた花が美しかったので、調べてみたら花菖蒲という花でした。というわけで今年の初夏は花菖蒲のスポットを回ってます。

時間取れたら、横須賀しょうぶ園か大船フラワーパークにも行きたいです。

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