神奈川の絶景スポット|横須賀・荒崎公園で味わう非日常的な海の風景

横須賀

「荒崎公園」は、横須賀市の長井にある公園です。

横浜から1時間足らず、都内からでも高速を利用すれば1時間20分で行くことができます。

荒崎公園周辺の岩場は、ゴツゴツとして天に突き出たような荒々しいのが特徴です。

「かながわの景勝50選」にも選ばれる景勝地として知られており、特に夕日に浮かぶ富士山のシルエットをバックにした海が美しい公園です。

また、荒崎海岸は多くの釣り人が訪れる釣りスポットとしても知られています。

荒崎について

荒崎海岸

ここの海岸の特徴は、白い頁岩と黒い凝灰岩が層を成す海蝕台と海蝕洞にあります。海蝕とは波浪等の海水の運動により、海岸や海底を浸食する作用のことです。

海中に細長く突き出した台地を城山といい、展望台になっていて眺めは眼下に松の青と砕ける波の白さが調和し、遠く相模・伊豆の連山や富士の容姿がすばらしい。また城山西方の小さな丘を荒崎山といい、嘉永3年(1850)頃、彦根藩が台場を築いた所です。シーサイドハイキングコースは潮の香が満ちあふれ、どんどんびき・十文字洞などを見ながらお仙が鼻、佃嵐崎を経て長浜まで磯歩きを十分に楽しむことが出来ます。

環境省・神奈川県

 

 

「荒崎の奇勝と歴史」

このあたりの海岸の岩石は、数千万年前、まだ三浦半島が海底であった頃に堆積した黒くて硬い凝灰岩と、白くて軟らかい砂岩・泥岩の層により形成されています。

また、この二種類の岩石の層は洗濯板のような凸凹をした特殊な地形となっています。これは、岩石の硬軟の差により起こる水や風などの外的なカによる差別侵食ばかりでなく、水分を吸収して膨張収縮しやすい砂岩・泥岩層が、水分を吸いにくい凝灰岩層との間で長い年月をかけて変化してきたためと考えられています。

右手にある海中に突き出した小高い岩山は城山と呼ばれ、頂上に僅かの平地を残し周囲は絶壁となっています。

かつてここは、鎌倉幕府創設に貢献のあった三浦一党の荒次郎義澄の居城跡といわれています。また幕末の頃には幕府の命により彦根藩が台場を築いた所でもあります。

ここから長浜に出るシーサイドハイキングコースの終点に近い山腹には、古代の下級豪族の墓である横穴古墳群があり、昭和32年に横須賀市博物館が発掘調査をしたところ人骨や副葬品と思われる土器や金属器などが多数出土しました。このことは当時、この近くにかなり大きな集落があったことを物語り古代から生活するのに適した所であったことが想像出来ます。

潮騒が快いこの海岸からは、相模湾越しに右手から丹沢山塊、箱根連山、霊峰富士、伊豆半島、大島と遠望することができ、特にあかねに染ったタ景は、筆舌に尽くしがたい美しさです。

横須賀市

どんどんびきです。潮が引くときに、どんどんと音をたて、どんどん引いていくから「どんどんびき」というそうです。

 

この入江がどんどんびきのようです。

 

ピクニックの丘

公園の東側にはピクニックの丘と呼ばれる広場があります。

ピクニックの丘の奥に定食屋さんがあります。

 

少し坂を上がった先にピクニックの丘はあります。天気が良い日にシートを敷いてピクニックしたくなるような場所です。

 

ピクニックの丘の奥をさらに進むと憩いの広場や岩場に出ます。

 

潮風の丘

潮風の丘は狭い階段を登った先にあります。周りは岩場に囲まれた突き出たような場所にあります。

この場所は城山と呼ばれた場所で、三浦義澄の居城があったといわれています。

 

階段を登った先の丘にベンチとテーブルがあります。ベンチとテーブルが設置されてる場所は公園内にけっこうあります。

 

 

かながわの景勝50選めぐりをする人もいるようです。石碑は潮風の丘にあります。目の前は相模湾が広がります。

 

潮風の丘の前から相模湾を一望できますが、なかなか迫力ある絶景です。

 

荒崎のマツは、風にあおられるように斜めに生えてるものが多いです。

 

世の中には地層マニアという変わった趣味の人がいて、荒崎の評価は高いそうです。

丘にある階段を少し下りて行った場所からの眺めが個人的にベストでした。

初夏に訪れたときは判別できませんでしたが、この日は海の向こうに大島がハッキリ見えました。

 

マツの木越しに富士山も見えました。ここからだと富士山が遠いので、梅雨から秋までは富士山が見える日は少ないです。ただ、夕陽にシルエットとして浮かびだされるのは冬以外でも結構見れます。

 

はまゆうの広場

はまゆうの花は、横須賀市の花に指定されています。ちなみに三浦市の花もはまゆうです。

はまゆうの広場の前でバーベキューをしている家族がいました。

三浦半島一周サイクリングのマイルストーン「タカアシガニ」です。

自転車半島宣言のマイルストーンは、サイクリングする人には結構知られてます。

三浦半島には、観音崎から由比ガ浜まで三浦半島を一周するようにマイルストーンが8カ所設置されています。

全部で8か所あるうちの一つがはまゆうの広場にあります。

 

ベンチとイスもあるので、海を眺めながら休憩・ランチができます。

 

広場からの眺めも素晴らしいです。

三浦半島の海岸はどこもゴツゴツした岩場になってます。

 

夕日の丘

荒崎公園の中でも絶景が見れる場所として有名なのが夕日の丘です。

夕日の丘へ続く坂を登った先には、展望台と広場があります。

 

広場にベンチが設置されてます。ベンチの前に展望台があります。

 

 

展望台からは、一面の海を望むことができます。180度の相模湾は絶景です。

 

広場には、小さい子供を連れた家族と、ゴールデンレトリバーを散歩している人がいました。

 

上からの眺めです。何度見てもすごい岩場です。釣りをしている人もいました。

 

天気が良ければ富士山も見えます。

 

夕日の丘のベンチからの富士山の眺めです。

 

荒崎シーサイドコース

公園の海岸部にはハイキングコースもあります。

荒崎海岸は横須賀風物百選にも選ばれてます。横須賀風物百選はたいしたことないものも多いです。

 

憩いの場を抜けた先にハイキングコースがあります。

 

荒崎の海岸には海蝕洞穴が何個かあります。

十文字洞は、波の浸食によってできた洞穴のことをいいます。

十文字に交差しているから十文字洞というらしいです。

 

ハイキングコースは道が少し整備されてます。マツがあるのが弁天島です。

海と岩場とマツが合わさった自然が作り出す景色は迫力があってとても美しいです。

 

都心から近い割に海水はきれいです。子供の磯遊びにも人気です。

 

日光が海面で反射してキラキラしてます。この写真は夏に訪れた時のものです。

 

ここから向こうへは潮が高くなって行けないため、引き返すことにしました。

浅瀬を選んで海水の中を進んで行く人もいました。もう少し潮が引いていれば進めると思います。ここから見えている観覧車は、ソレイユの丘のものです。

 

荒崎公園へのアクセス

・住所:神奈川県横須賀市長井6丁目

・バス:京浜急行線「三崎口駅」から「荒崎行」のバスに乗り「荒崎」バス停で下車

・車:横浜横須賀道路の衣笠から、三浦縦貫自動車道、国道134号線の交差点「荒崎入口」を右折し、道なりに進むと突き当りが駐車場。

・有料駐車場あり(無料期間あり)・無料駐輪場あり

 

 

国道134号線の「荒崎公園入口」から道なりに10分ほど進むと荒崎公園の駐車場に着きます。

この日は駐車場に着いたのが8時頃だったので、自分の他に車は一台しか停車してませんでした。

 

荒崎公園駐車場の営業時間は季節によって違うので注意!

2~4・10月 8:00~18:30

5~9月 8:00~19:30

11~1月 8:00~17:30

有料期間(土日祝日及び7月20日~8月31日)は普通車1000円、有料期間以外は無料です。

 

駐輪場が無料なので、都内からバイクのツーリングで訪れる人も多いようです。

 

荒崎公園まとめ

・荒崎公園へは、東京から片道1時間20分ほどで行けます。

・公園からは大島や伊豆半島、富士山が見えます。

・荒崎海岸では、荒々しい岩場や海蝕洞穴が見れます。

・荒崎海岸は繁忙期以外の平日は駐車場が無料です。

・海水の水は比較的きれいでした。

・ソレイユの丘へも車で10分以内で行けます。

・荒崎海岸はハイキングコースもあります。

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