熱海梅園「もみじまつり」|紅葉と梅の絶景を楽しめる熱海の名所

地域情報

熱海梅園は熱海市にある観光名所です。

熱海梅園は、その名の通り梅が有名ですが、紅葉の名所としても人気です。

令和6年は11月16日から12月8日まで「もみじまつり」が開催中と聞いて行ってきました。

熱海梅園

熱海梅園は熱海市にある市営の庭園で、梅(60種400本以上、早咲きの梅が多い)と紅葉(カエデ約380本)の名所として知られています。

 

熱海梅園は、長与専斎が横浜の豪商茂木惣兵衛の協力を得て整備し、1886年に開園しました。

戦後に国有地となりましたが、1960年に無償で熱海市に払い下げられました。

 

梅園の由来

明治十八年(1885)わが国初の温泉療養施設「噏汽館(きゅうきかん)」開設に伴い、内務省画衛生局長、長与専斎の遊歩公園造成提唱に応じた横浜の茂木惣兵衛らが出資し、地元の協力によって専斎自ら選定したこの地一万坪に早咲きの梅初雁、冬至梅など紅白百種をこえる梅三千株と松、桧、楓を配し、三亭、五橋をもって翌十九年完成し「茂木氏梅園」と命名、「熱海梅園」と通称され当初より公開された。その後、皇室財産、国有財産を経て、昭和三十五年熱海市に譲渡された。

 

長与専斎略歴

天保九年(1838)長崎県大村の藩医の家に生まれ、十六歳で大阪の蘭学塾、緒方洪庵の適塾に入門、のち長崎で直接蘭医に学び長崎医大の前身、精得館、長崎医学校の学頭をつとめ近代医学の導入を図った。明治四年岩倉具視の米欧使節団に随行、国民の健康保護、医事行政、諸施設に深く啓発され、明治六年文部省初代医務局長のあと自ら案出した「衛生」のことばを用いた内務省初代衛生局となり、在任十八年わが国医制、公衆衛生の基礎を作った。明治三十五年死去。

 

熱海梅園の梅は、日本で最も早咲きの梅として知られます。一方で紅葉は、日本で最も遅い紅葉と言われています。

普段は無料ですが、梅まつりの期間だけ8:30~16:00は有料(300円)で利用できます。

 

熱海梅園

  • 静岡県熱海市にある日本屈指の梅の名所
  • 明治19年(1886)開園した、日本一早咲きの梅園として知られる
  • 足湯・物産展・甘酒・野点なども楽しめる
  • 日本一遅い紅葉の名所でもある
  • 散策路が整備されており、のんびりと散歩ができる
  • 川が流れ、橋が架かる日本庭園の景観が美しい

 

熱海梅園へのアクセス

所在地 静岡県熱海市梅園町8-11
アクセス JR熱海駅からバスで15分「梅園」下車
来宮駅から徒歩10分
料金 無料(梅まつり開催中300円)
駐車料金 300円(梅まつり600円)

 

 

熱海梅園の近くに有料駐車場があります(徒歩2,3分)。海や紅葉が見頃を迎えるとかなり混雑します。

 

園内のみどころ

熱海梅園の見どころは、やはり400本以上の梅と380本の紅葉です。

梅の見ごろは1月~3月上旬、紅葉の見ごろは11月下旬~12月上旬です。

早咲きの梅は11月中旬から開花が始まり、タイミングによっては梅と紅葉のコラボが見れることがあるそうです。

 

もみじまつりの期間は、足湯の開設、フォトコンテスト、紅葉のライトアップが実施されます。

(熱海梅園の足湯)

 

園内には、滝や韓国庭園、中山晋平記念館などがあります。

園内の各所にある橋もおしゃれで、海外からの反応も良いようです。

 

もみじまつり

熱海には何度か来てるので熱海梅園が日本で最も早咲きの梅ということは知ってました。

そのおかげで紅葉も早いと思ってましたが、紅葉は日本で最も遅いようです。現地でこのことを知り、早めに来て失敗したと思いました。12月に入ったくらいが見頃のようです。

 

例年、11月中旬から12月上旬頃に熱海梅園ではもみじまつりが開催されます。

令和6年は、11月16日から12月8日まで開催されます。

上の絵を見たらわかるように、紅葉と川と橋の映像は写真映えするのは間違いないので、SNSに投稿するにはもってこいです。

訪れた時は紅葉にはまだ早かったのですが、一緒に行った人は紅葉が赤く色づくと正にこの絵のようになると言ってました。

 

熱海梅園「もみじまつり」

  • 開催時期:11月中旬から12月初旬ごろ(令和6年度:11月16日~12月8日)
  • 約380本のモミジをはじめ、イチョウやハゼなどの紅葉も楽しめる
  • 紅葉のグラデーションと川のせせらぎ、苔むした石段や橋が調和し、絵画のような光景が堪能できる

 

園内の様子

ここからは園内の様子を紹介します。

下の写真は熱海梅園の入り口です。トイレが入口横にあります。

もみじまつり期間といっても無料なので出入りは自由です。

 

(熱海梅園案内図)

 

大塚実氏顕彰記念碑です。大塚実氏の私財提供を受けて老朽化していた園内のリニューアル工事が行われ、それを記念して建てられたものです。

 

紅葉には少々早かったですが、こんな感じで楓と川と橋の写真が各所で撮れます。

 

こちらは梅の通りです。ここの梅が開花したら素晴らしいだろうと想像しながら歩きました。

 

一部赤くなってましたが、全体的な見頃は12月に入ってからです。

 

熱海梅園の人工の滝です。人工なので滝の裏側に回ることもできます。

裏側を通って滝をぐるっと一周できます。

 

(茂木氏梅園記の要約)

 

韓国式の庭園もあります。2000年に日韓首脳会談を記念して造られたものです。

 

韓国庭園の隣に中山晋平記念館があります。太平洋戦争が激しくなったのを機に熱海に移住し、亡くなるまで熱海で過ごしたそうです。中を見学することもできます。

中山晋平は数多くの童謡や歌謡曲を残してます。有名なシャボン玉やてるてる坊主は中山晋平の曲です。

 

おわりに

もみじまつり見どころ

  • まつり期間中は夜間ライトアップされることもあり、昼とは違う幻想的な空間が広がる
  • 水面に映る紅葉と灯りのコントラストが美しい
  • フォトスポットが多く、カメラファンにも人気
  • 日中は足湯コーナーが設けられることもある
  • 昼は家族連れ、夜はカップルに人気

 

熱海梅園は「日本一早咲きの梅」で知られる梅の名所であり、「最も遅い紅葉」の名所でした。

園内の雰囲気はとても良かったですが、訪れたときは紅葉を見るには少々早かったです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました